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■えびすレポートNo.8(平成14年2月〜平成14年11月
)
■綿貫議長の講演 (H14. 2. 13)
2月6日に予定の北日本政経懇話会が講師の綿貫衆議院議長の都合で、 今日全日空ホテルで合同で行われた。
先生は、 国会の改革の話、 日本人の心、 特に教育の話を四十数年に及ぶ政治家としての生活の中からにじみ出た話をされて、 聞きやすく、
判りやすくて良かったと思った。
その内でも京都大学教授の中西輝政著 「なぜ国家は衰亡するのか」 という本にも触れられた話があり、 改革のビジョン (国家像)、 日本の文明、
日本の歴史の継続性、 多神教の事など、 ヨーロッパ、 アメリカ、 中国とも違う文明、 日本の伝統的な文化、 考え方、 主張を貫いた政治、
経済、 教育がいると講演された。
本当に、 そうだと思った。
国が衰亡する時の社会現象は、 ローマ帝国の時も、 100年前のイギリスの時も似ていて、 それは日本の今日の風潮にも一部表れているのではなかろうか。
1. 地域協同体の変化、 社会意識の衰弱化
2. 克己心の低下
3. 人間的なものを善と観る事による間違った利己的な風潮、 そして快楽の追求、ポルノの氾濫
4. マンガ、 イラスト、 グルメ、 健康ブームの到来、一神教のユダヤ教、 キリスト教、 イスラム教と仏教、 そして神道との違い、 中国5000年の戦いの歴史と、
日本の2000年の歴史の中味の違いなど、 もっと勉強して日本の国の自信と誇りを持たねばならんと思った。
■3月定例議会( H14. 3. 1)
例年、 予算審議の長い3月議会では、 常任委員会での発言、 質問を別として、 自民党からは24名乃至25名が質問に登壇する。
党運営の永い習慣で、 三役と議長経験者は代表質問、 一般質問は一期、 二期、 三期、 予特は二期、 三期、 四期を中心に出番を作る事になっているが、
久しぶりで七期の渡辺氏は一般質問、 私は予算特別委員会に登場する事になった。 それぞれ、 一般質問、 予特委員会の最後の出番とする事に決定。
発言の中味のダブリの調整は議員個々の意見を尊重してそれぞれ代表質問後、 一般質問後に政調会が行なう事になった。 こんな事も議会運営の永い歴史から、
いつの間にか慣習化している。
景気の事、 雇用の事、 公共工事量の事、 環境の事、 週五日制の事、 教育レベルの事、 高校再編の事、 財政難の事、 少子化の事、 介護保険の事、
中山間地の事、 市町村合併の事、 農政の事、 狂牛病の事、 佐藤工業の事、 全国における富山県の位置づけ、 ステイタスの事、 日本海沿岸における県の地位確保の事、
その為の条件整備の事などが議論のテーマか ナ。
特に昨日、 今日の佐藤工業の事は激震として県内を駆けめぐる事となる。
■佐藤工業の会社更生法の申請( H14. 3. 3)
昨日朝、 大永副知事からTELがあった。 「佐藤工業の破綻について、 早速、 県として対策チームを立ち上げ、 県民生活への影響を最少限にくい止める為の手を打ちたい。
了承してくれ」 との話。
2月26日の事、 3月1日の日経東京版の事、 3月2日朝からの報道の事、 そして何よりも会社の内容実態の把握の事が急務で、 出来るだけ早い対応をするという事であった。
議会として明日の朝の代表質問項目に追加の手続きをとる事、 県内の社会不安にならないように風評を出来るだけ押さえるには
・小口の債権者に動揺を与えないようにする事
・大口の債権者には当面の融資の道を提供する事が必要でないか。 小口の債権者ほどバタつくかも知れないと話をした。
県当局の提案している平成14年度予算案は公共事業前年対比マイナス10%となっている。 こんな時、 困るなあと思った。 夕方の会合を途中で止めて帰り、
明日の議会の代表質問の中味の打合せの連絡をまっている。
■予算特別委員会 (H14. 3.19)
昨日、 予算特別委員会の最後の発言者として質問した。
中味は本論に入る前に
・城端神明宮の曳山祭行事の国の重要無形民俗文化財指定についての知事の感想。
・農業のデカップリングについて。
一昨年から始まった集落への直接支払方式は国と県と当該市町村で12年は4.64億円、 13年は6.97億円と各集落へ支払いをして来て、
今年の予算は国と県で6億+市町村分で約8億になる。 中山間地の農家、 集落からは 「本当に良かった。 村に活力が出て来た」 と思われているか否か。
集落内の契約締結条件をゆるくし、 生産の方向を示唆するやり方があるのではないか。
・今年から始まる森のデカップリングの要件は厳しい割に、 支払い額が充分でないのでないか。 農業や林業の役割、 農山村の集落が担っている全国レベル、
県レベルでの機能は、 生産だけでなく、 20年、 30年、 40年前と大きく変わって来ているという認識に立った施策が要るのでないか。
・BSE (狂牛病) に伴う廃用牛への対応の事
・中山間地に立地している企業への支援
・立山山麓スキー場の行く末、 上下分離方式の提案
・PF1の積極的な利用と展開
この手法の具体的な提言。
60分の持ち時間があったのだが、PF1 については時間不足だったと反省している。
■3月議会最終日( H14. 3.25)
今日、 予算の県議会最終日。 採決も終わった。
昨年より総額でマイナス、 公共事業を中心とする建設事業もマイナス、 この景気の時、 如何にして県内経済活動を活発化するか、 非常に難しい問題だ。
グローバルスタンダードやら、 銀行の自己資本率やら、 債権の分類やら国の経済政策は間違っているのでなかろうか。 何となく、 日本はアメリカの言いなりになっているではないかという危惧を持つ。
イミダス2001 「新世紀創造」 の巻頭論文に、 アメリカの国際政治学者のチャールズ・ジョンソン (アメリカにおけるアジア学の権威) 氏は
『アメリカ帝国主義への報復』 と題して、 『第二次大戦後、 そして冷戦時代を通じて、 ソビエト帝国の最大の収穫は東ドイツであった。
そしてアメリカ帝国の最大の収穫はいまも日本である。 日本はベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツと同様、 冷戦によってもたらされた経済機構をいまも維持している。」
「アメリカ製品に対して日本の市場を開放し、 グランドをならす事を要求した」 「しかし、 今日ではこうした昔ながらの政策は日米双方の安全保障と経済にとって有害でしかない。
この政策はアメリカの経済システムが製造業に背を向けて、 金融資本主義に専念するようにうながし、 日本が独立した経済システムを築くのを妨げて、
他国との貿易を相互の利益になるかたちで行えないようにしている」 と述べている。
更に日経の私の履歴書に出ている宇沢弘文氏 (東大名誉教授) は経済学者として、 海外での日常生活の内でアメリカ・ヨーロッパの経済学者の日本の見方について、
同様な雰囲気を体験された事があったと書いてあったように記憶している。
国と国、 そして経済の仕組みの全体像がはっきりと見えないだけに、 何となく心配だ。 グローバルスタンダードは、 アメリカスタンダードの事かとひがみたいし、
アメリカの銀行システムと日本の銀行システムは違う。 貸し出しの方法、 担保のとり方も違うというのに自己資本比率の重視とは、 本当に大切なのかと言いたくなる。
■支部大会 (H14. 4.28)
昨日、 自民党城端支部連合会の総会を開催した。 講師に綿貫議長を通じて岩崎忠夫代議士を頼んだ。 岩崎先生は昭和57年から4年間、 富山県総務部長として居られた方で、
私が政調会長の時、 予算交渉を数回、 直接の相手方としてやりとりした間柄です。 特に印象に残る人でした。 また川田城端町長が就任されたばかりの一期目の直接関係のあった方でしたので、
お忙しいのにゴールデンウィークの海外出張を取りやめての来城となりました。 国政の話は 「日本が自信を持たねばならない」 と言う事でしたが、
地域にとっても、 ここは絵になる所だから自覚をもって努力すれば存在感のある発展が出来るという話でした。
話の内には 「今、 日本の子供に国家目標がない事」 「将来に確信を持てない事」 「老人は安心してお金を使えない事」 「一病息災」 「借金はかかえて行くものである」
とか。 講演後、 食事をした時に官と政について辻元清美、 田中真紀子議員の事に合わせて 「鳴く雉は撃れる」 「マスコミに出る事と政治的に価値ある事とは違う」
「テレビ、 新聞に出る事は視聴率と発行部数に貢献出来ているか否かであって、 本人の言動が立派か否かとは関係ない。 その事をあの人達は感違いしている」
とか 「政治がワイドショー化して来た、 大衆化して来た事の寄与はある」 「地方と都市との投票行動は違う」 とか面白い話がいっぱいありました。
講師に来ていただく交渉の過程で、 4月11日に東京の岩崎代議士から電話があって、 4月27日来富のOKついでに長野県のインテリジェント
(知的) クラスター指定の事を聞き、 早速、 県の川口政策総括官に文科省の枠内での話をしました。 富山県の分はどうなるか ナ。 どこにでもアンテナは張らねばならんもんだと思った次第。
■市町村合併について (H14. 5. 2)
砺波広域圏の首長方十人と我々、 県議五人の久しぶりの会合が福光町役場で行われた。
市町村合併の進め方の説明が簡単にあり、 他の当面の問題の論議もあった。 私は合併の是非の判断基準は当該市町村の
・住民にとってメリット・デメリット、 市町村にとって銭金でない。
・好き嫌いでない
・合併した自治体 (市) の権限が大きくなるからではない。
と思う。
大きくなる市の住民の為に、 具体的なVISION (あるべき姿) が描けるか否か。 その将来像に住民が賛成するか否かだと思う。
合併するなら、 合併の時の国の財政支援を上手につかって
・1学年200人〜250人の大学又は専修学校を作ること。
・地域交通網を上下分離方式の第三セクター運営で作ること。
・役所を現存する市庁舎、 町村役場を使う事を考えて、 市役所の場所の決定、 建物の統合新築を行わない事。 そして、 部、 課を各々の役場に振り分けたら充分に機能する事が大事だと思う。
利賀村と隣の大長谷の姿、 50年前の合併の矛盾を慧知を集めて解決出来れば、 合併は成功するし、 大きな新しい市も、 住民も発展し、 活性化すると信じる。
■6月定例議会終盤 (H14. 6.25)
今日、 附議案件を審議する常任委員会も各々終わり、 明日採決をまつばかりとなった。 月日の経つのは早いもので、 議会が終わればいよいよ夏に入る。
6月議会は、 富山駅や空港の事、JALも7月からは富山に就航するので、その期待と効果、 環日本海の事、 4月来県された李鵬中国人民代表大会委員長の事、
個人情報の事など質疑があったが、 何よりもW杯のサッカー柳沢選手の出場と活躍の話題が与野党問わず多かった。
4月から始まった週五日制に関して、 学力低下への懸念、 土曜日、 日曜日の小学生、 中学生の過ごし方、 先生の子供達への土日のかかわり方なども関心のある事だと思う。
青少年をとりまく社会教育団体の内で、 地域と一体となって地教委と協同して、 子供達の為にいい環境と仕組を提供しなければならないと思う。
自分達の立場、 団体の面子を考えてもらっているようでは、 なかなかいいものは出来ないと思う。
皆でまだまだ勉強し、 努力しなければならないのでないか。
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