■えびすレポート2005.No2(平成17年1月
)
■国際競争力調査会( H17.3.9 )
今日12時から、参議院院内第6控室で、政策審議会の「介護保険制度の改革について」の説明・討議が一時間コースで、本会議と予算委員会の合間を使って開催された。私はそこへ出席する積もりだったが、同期の大阪の北川イッセイ氏が「河合さん、党本部の国際競争力調査会の方が面白いよ」と誘ってくれたので、予定を変更してそちらに出席した。
与謝野政調会長が、この調査会の会長になり、今日が最初の会合だった。
経済力、学力など、将来の日本の産業力の資料等が沢山ありました。皆様に興味のありそうなものをコピーしてお知らせします。何かの参考になればと思います。
<参考資料>
・世界競争力レポート(1枚)
・今後の新産業群(1枚)
・学力の現状(3枚)
・義務教育費の負担方法(1枚)
■自民党内の新憲法起草委員会( H17.3.1 )
自由民主党はいよいよ憲法改正に向けて党内で具体的な行動を盛んにとるようになった。
昨日も今日も新憲法起草委員会があり、中曽根元首相が委員長の前文委員会、 綿貫前議長が委員長の国会委員会が動き出し、各々、本人が出席されて話をされるようにより、沢山の国会議員が早朝から緊張して出席している。
昨日の前文に関する小委員会では頭初に中曽根先生のご挨拶があり、とりあえず次の様なとりまとめが行なわれた。
@前文に盛り込むべき事項はわが国の自然とそれに育れた国民性を明確にすること。わが国の歴史、文化、伝統を明確にすること。目指すべき国家像を明確にすること。政治、経済の基本原則を明確にすること。国民主体及び議会制民主主義の原則を明確にすること。平和主義及び国際協調主義の原則を明確にすること。国の独立及び国民の安全を確保することを明確にすること。国民の権利及び義務の根本原理を明確にすること。家族の尊重を明確にすること。地方自治の原則を明確にすること。新憲法が国民の為になる自由憲法であることを明確にすること。
A前文の文体、及び分量については、美しく、正しい日本語で明確な簡潔な表現が望ましい。義務教育の段階で空暗示し、内容を理解し、親しむ事が出来るものであること。 500 字〜 600 字程度のものが良いという事で大体の意見の集約を見た。これからどれを削除するかが難しくて大変だと思う。
綿貫先生委員長の国会の起草委員会は今日開催され、@二院制の事、A衆議院優位の事、B総理及び閣僚の選出の事、C国政調査権の事、D法案の提出、予算の修正、E解散権の根拠などについて意見が出され、国の最高の国権のものとしての立場、更に議員の定足数などについても意見を出した人もあった。萩山先生も出席されていた。
これからいよいよ各条の文章が作られ本格化する。
■政治の考え方の基本(郵政民営化の行方)( H17.2.25 )
24日、スキー国体の三日目を途中にして、国会の諸会合の参加の為に安比高原をあとにした。
盛岡から東京への帰りの新幹線の内で新聞を見たら、綿貫先生の郵政懇話会の記事が全紙に載っている。大きな反響を呼んでいる。
あの会合は参議院の平成研のメンバーには声をかけてないので、事務局の長谷川氏だけは出ているが、亀井派の参議院議員の数名以外は誰も出ていないので、参議院へも本格的に声をかけるともっと大きな人数になると思う。
綿貫先生は衆議院のメンバーだけではじめて、キャスティングボートを握ると言われていた。郵政民営化を実現しようとする今の政府のすすめ方はだめだ。誰のため、どのグループの為などという低い次元の話ではなく、日本の国の為に、高い志の心境で仕事を推めて居られるような気がする。
「拒否出来ない日本」文春新書 関岡英之著(慶大卒、東京銀行、国際協力銀行出向)を読むと、小泉総理、中でも竹中平蔵大臣のすすめる構造改革、規制緩和はアメリカとの構想協議「構造障害イニシアチブ」 structural Impediments Initiative ( SII )のアメリカの年次要望書の通りにやらされていて、郵政民営化もそのスケジュール通りの一つだと書いてあり、驚くばかり。「月刊日本」 3 月号にも「郵貯、簡保をハゲタカファンドの餌食にするな」と特集を組んであるし、ニッポン放送の株をめぐる「ライブドア」の資金源もアメリカのリーマンブラザーズ証券の資金と言われているのを見ると、郵貯、簡保を株式会社にして、株を外資に買われると如何なるのか。郵政民営化は小泉総理の何なのか。大蔵族、銀行族と言われていた時の総理になる前の「郵便局は国税を費って運営されている」といった思い込みを今更曲げたくないからなのか。と思いたくなる。どのように決着をつけるのかと心配する。二年半後の参議選まで国政選挙がない落着いた雰囲気の内で、教育基本法の改正を検討し、憲法改正の具体論を出して国民の信を問わねばならない時なのに、と思う。「意地を張る」とか「面子を立てる」とかではないと思うが。党内のまとまり方が、私にはまだ見えてこない。
自由経済、努力するものが報われる社会、強いものが勝利を得る社会、それは勿論大事だが、成績の良い子だけをどんどん伸ばし、遅れている子をほって置く仕組は如何なものか。相互扶助、助け合い励まし合い、仲良く手をとりあって進むという考えも政治には要るのでないか。そうでないと、中央の都市ばかり栄えて、地方の田舎はますます衰退すると心配する。勿も国民一人一人が、どんな生活環境が良いのかは一人一人の個人の人生感なのだが。
■国体スキーの事( H17.2.25 )
参議院の憲法調査会をおえてギリギリに東京駅へ。 16:56 分発盛岡行東北新幹線に乗った。
安比高原スキー場でのスキー国体に参加するため。
24日午前中、目一杯スキー場で選手、監督達と過ごした。皆さん頑張って呉れた。
25日の閉会式には出席出来なかったが、
<クロスカントリー>
成年女子 A 5km 野尻あずさ君 1位/ 51人中
少年男子リレー (鉢蝋孝輔、塚原平馬、松川正幸、長田政哉) 4位
女子リレー (宮塚春香、山瀬由貴、野尻あずさ、高桑千佳) 5 位
<ジャイアントスラローム>
成年男子 B 佐伯 護 君 6位/ 117人中
少年男子 水口勝文 君 4位/ 185人中
成年女子 A 花岡 萌 君 5位/ 116人中
少年女子 柳原明子 君 5位/ 113人中
<コンバインド>
成年男子 B 工藤貢太郎君 4位/ 12人中
<バイアスロン>
リレー団体 (山本 諭、井口長治、生田長寿) 4 位/公開競技
スプリント 宮崎秀樹 君 6 位/公開競技
リレー個人 山本 諭 君 7 位/公開競技
という成績であった。
他に、少年男子クロスカントリーで鉢蝋孝輔君が 0.8秒差の惜しくも 9位、成年女子 B ジャイアントスラローム岡村智子君も惜しくも 9位と、みんなが全力を出し切り、全員で天皇杯 8位入賞、皇后杯 6位入賞を勝ち取った結果は、立派なものだと思う。
地元の新聞には昨年よりも成績がよくないと書いてあり厳しい評価をしてあったけれど、強化費の減額やら、企業の協力の事やら、いろいろな事を考えると富山国体を中心として 8年間連続の入賞は特筆すべきものと自画自賛している。将に、小学生、中学生からの育成強化の成果は、地域、コーチ、両親・家族の皆さんのお陰で心からお礼を言いたい。
国体の点数は 1位に 8点、 8 位に 1点が入り、その合計で天皇杯(男女合計)、皇后杯(女子合計)の順位が決定される計算方法であり、 8以内に入賞しないと何名がスタートしても 1点も入らない採点方法となっている。
■参議院の憲法調査会( H17.2.25 )
2月 21日、朝から参議院の憲法調査会が開かれ、公述人を呼んで、各党から意見、質問をする事になった。
午前中の 4人の公述人には自民党から若林正俊先生(長野・当2・衆3当)が質問され、あと各党が発言をして終了。午後は、 2時に再開し、自民党からまた僕が発言する事になった。 20分間、 4人の公述人(共産党推薦の人、公明党推薦の人、民主党推薦の人、自民党推薦らしき人)に各々、約 5分間づつ。公述人の憲法への発言、意見をきいてから質問する方式。前もってレジメを貰って質問の荒筋は作っておいたので割合楽だった。先輩からもあとで「よかったよ」と言われて務めをはたせたし、自分なりの考えも折り込めたので、まあまあよかったと思った。
中味は、地域社会、地方自治体にスタンスを置いて発言をした。
@家庭と地域コミュニティは日本と国際社会と考える事が出来る。とすれば 権利ばかり主張して皆の為に奉仕する、痛みを分つ、犠牲になっても良いという気持ちがないと皆と一緒に仲良く出来ないのでないか。
A一票の格差と言われるものは人口だけで計算するが、面積もカウントすれば良いとは考えないか。選挙権、主に選挙権の年令は今のままで良いと考えるか否か。
B道州制、連邦制を取れば豊かな所と貧しい地域と更に格差が出来ると思うし、アメリカの国から各州への補助金制度と日本の交付税制度とは全く性格が違うので、ナショナルミニマムを確保するには如何すべきと考えて居られるか。
C参議院に会計検査院を置いて決算重視をすれば如何か。その時何に注意すべきか。
などを中心にして公述人の話を聞きました。
■地域づくりと道路整備に関する勉強会( H17.2.16 )
小斉平敏文氏(参H13年宮崎県)や吉田博美氏(参H13年長野県)に声をかけられて、上記の会合に出席した。
これも、党の政調会の部会と異なり、参議院の心ある者だけで一、二期の内に勉強しようという会なので、大切な事だと思った。 15人程の集まりだった。
国交省道路局からも課長が来ていてフリーに、いろんな事を話し合った。一期、二期もなく、議員も役所もなく、派閥も関係なく、こんな会合も本当に大事にしなければと考えさせられた。やはり、選挙区選出の人が多かった。今回は高速道の建設と ETCとスマートインターの話で終止し、 5時半になったので、出席者全員で畳のある安い所で一杯飲んで楽しい時間を過ごした。
人とのつきあいも仕事、知的財産かと思う。
■ 2月 9日の事(U)( H17.2.9 )
今日は、 18時 30分から南圃園で、内閣官房副長官補の伏屋和彦さん(元国税庁長官。主計局次長)と伏屋さんの大蔵省時代の秘書の森信子さんと元山村振興連盟事務局片岡女史と眞田、岩瀬両元上平村長とで懇親会(小生の当選祝の名目)をして貰った。二年前まで、二十年間程年に一回、上記のメンバーの他に公共事業担当等の主計局の主査、補佐、主計官と意見交換会をしていた仲間の集まりでした。
これは伏屋さんが高山税務署長の時、当時の眞田村長と意気投合されたのが始まりです。
いい会合でした。花束を貰いました。森さんから男性は全部チョコレートをいただきました。
あ、その他に今回は元副知事の新原さんも参加していただきました。
この日の数日前に伏屋さんは、瀬島先生に呼ばれて話をされたそうです。瀬島先生が綿貫先生の郵政懇話会の講師をされた件も想像すると「なかなか」な事だなと思いました。
■ 2月 9日の事(地方都市交通システム研究会)(T)( H17.2.9 )
1月 21日から国会開会で、 2月 1日までに、災害関連の 16年度補正予算を可決。 2月に入ってからは衆議院が忙しく予算の審議をしていて、参議院は憲法調査会や、法案のザーッとした説明会やら勉強会やらで、時間が経っていく様子。
今日、本会議と憲法調査会が終わって、 15時から約 2時間「地方都市交通システム研究会」を参議院会館特別会議室で開くから出ないかと、木村仁先生(参・熊本・ 2期目・元消防庁長官)に誘われて出席した。
一期二期の自民党参議院議員だけで、十五名程。(秘書6,7名)も居ただろうか。さすがに比例選出の人はいなくて、地方区選出ばかり。中味は、国交省の自動車交通局の課長と、鉄道局の課長とアメリカ運輸省から国交省へ出向している課長クラスの人と、政務官の伊達忠一氏(北海道・13年当選)を中心として、参加者で各々自分の地元の地方都市の交通の問題を考え心配して提言する会でした。
これから、私達の地域交通システムとして是非考えておかなければならない事は、現象として、
@高齢化、少子化の社会であること。
A自動車への過度の依存があること。
B公共交通サービスのレベルの低下していること。
C中心市街地の都市機能の減少、衰退
があり、そのために
@バリアフリー化
A環境対策(地球温暖化対策)
B高質な交通ネットワークの構築
C都市、地域の再生
をしなければならず、単純に従来の鉄道、バス、地下鉄、モノレール、路面電車だけでないシステムも研究すべきだと言う意見が多かった。
国交省は「バス交通再生プロジェクト」を作って、バス待ち状況の改善とか、バス停のシェルター化とか考えているけれど、富山港線のようなライトレールLRTシステム」アメリカのBRT(高速運輸バス)方式。更に、IMTS( Intelligent Multimode Transit System )(愛知万博で使用するタイプ)そして、 FITS (ジュアルモートバスの利用)(別紙)もあり、国内地方都市、地域で皆同じなやみを持って研究しているので、もっとよく勉強したいものだと思った。
<参考資料 :新交通システム比較表 >
■通常国会開会式( H17.1.21 )
1月 18 日の自民党全国党大会の日、富山県関係者の表彰者を囲むパーティーがあり、そこで三日後に始まる国会の話が出た。
この時萩山先生から、「河合君、この日和服を着るのかい」と聞かれて、「エッ!」「和装議連から何の連絡もないナ」「私は着るよ。野上君も着るよ。」綿貫先生は「例年着るけど今年は直ぐ他の会合があるから着ない」そんな事を言われて「これはあかん。家から紋付を送らせよう。朋子にも上京して貰わねば」と思った。何の事はない。朋子は「来れない。着物は直ぐ送るから 19 日には着くだろう。紋付ぐらい貴方一人で着れるでしょう」と言う。仕方ない。草履も忘れないように頼んで、自分で着る事にした。
当日のスケジュールは、開会式前に院内で、9:20 「国対委員会」、9:45 「議員総会」、10:00 「本会議」終了後「政治倫理の確立および選挙制度に関する特別委員会」と「憲法調査会」、11:30 「両院議員総会」があり、12:00 終了として、車で宿舎へ帰って、12:15 に着いて、着物を着て、13:00 からの開会式に間に合うかどうか。非常に難しいと思った。
19日午後、着物が到着していた。夜、早速、一度、紋付を着て見て時間を計ったら、 15分間で着ることが出来たので、前に考えたスケジュール通り、午前中は背広、午後から着物、開会式写真撮影が終わってから昼食をとることにして、当日を迎えた。
開会式は、天皇陛下が出席されて、厳粛に行なわれ、緊張する。やっぱり着物を着てよかった。日本の国会だからナ、日本人の衣装をつけて身が引締る。と感じた。これからの四、五年は日本の変り目。しっかり頑張ろうと思った。
■初めての委員会派遣視察( H17.1.13 )
・そのT 正月早々、参議院文教科学委員会で広島県と山口県へ視察に行く日程の案内が来た。
まだお正月の挨拶廻りが沢山残っているのに、早い建上げで国会の行動開始なのだなあと思った。
11日は 1便で上京して羽田第二ターミナルに着き、 9時15分集合の第一ターミナルに10分前に到着したら、もう北岡理事以下数人の方が来て居られた。
広島県教委、そして文化財世界遺産の巌島神社(台風で酷い災害に会い、補修に大きな費用がかかりそうな様子)湯来町の保県立高校を視察し、広島で一泊のあと、山口県へ、岩国市の錦帯橋、文化財の吉川神社、更に山口市で県教委と懇談会をし、吉田松陰の萩市へ。明倫小学校を訪問し、帰富する日程でした。
・そのU
広島県では長い間の県職組の活動が活発で本当に教育現場は大変だったと感じました。この五年程の間に、日の丸、君が代の件で校長先生が三人も自殺をされ、近年も民間から応募された校長先生もなくなられて荒れた感じの教育内容がうかがわれ、PTAが立ち上がるという雰囲気が漸く出て来ているようです。それぞれの立場の方には皆それぞれの持場で気の毒だナと思いましたが、一番の犠牲者は子供でないでしょうか。胸が痛みました。
五年前までは「国語」の時間を「日本語」の時間と云う学校があったり「道徳」の時間を「M」の時間という学校もあったと言う事を聞いて驚きました。湯来町の県立湯来南高校では過疎地なので、生徒を集めるのに大変な努力をされ、特に校長、教頭先生はその募集の第一線に立ち、先生方も生徒を習熟度別のクラス分け授業をしたり、また独特な他校でやっていない部活(ストリートダンス部や地元料理を工夫する家庭部)で生徒に活躍をして貰い、学校の特徴を出そうと指導されていて、大変だなあと思っていました。
どこも生徒の絶対数が減って学校運営には、学校存在の地域の期待に応えるために二学級の定数を満たさなくても涙ぐましい努力をされていました。
県下じゅう、郡部はこの傾向だと聞き、あらためて、何か考えねばならないのでないか。そして教職員組合の事について別の角度から見ると広島に原爆が落ちたので、或る意味では教育現場の先生方も犠牲者なのかも知れないと思いました。
・そのV
岩国市の吉香神社は国の文化財。毛利家の分家として、非常に難しい立場にあって、徳川家から認知があった大名でもあり毛利本家の家臣の大名とも見られる苦しい立場にあった吉川家(幕府からも毛利本家からも信頼されない状況)。そのお宮さんは意外に小さかった。歴史を考えても、これが国の文化財なら、富山県にもまだ指定されるべきものがあるナと思った。
萩市の明倫小学校。驚いた。吉田松陰の言葉を朝の授業前五分間小学校一年生から皆で、朗唱していた。一学期に一文づつ憶えると卒業するまでに18節文を憶える事になる。すごく節度と緊張感のある学校だった。山口県では近代日本を創ったのは山口、防長教育だと言う気概、誇りが、県教委にも現場の学校にも学校を取り巻く地域環境にもあるような気がした。
やはり教育にはそれに携る人々に誇りと、勇気、自信ともいえる気力がいるのではないかと思いました。
▽今回は、部会や研究会での資料の一部をお伝えいたします( H17.3.5 ) (T) : 3 月 1 日の自民党内の文教科学・文教制度調査会合同会議の中教審検討論点です。 (U) :自民党参議院政策審議会、財政税制についての会議資料で、各国の税の負担率の比較表です。
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