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| 少年時代 小学生の時は、学校が終われば町内近所のガキ大将の下、御坊(城端別院善徳寺)の境内でゴム鞠の野球か、「悪漢探偵」の遊び。休みの日は午前中野球、山田川の金戸橋の下で水遊びか「ゴリ」取り。たまにザル持って田んぼの小川へドジョウかタニシ取りという日課でした。ドジョウすくいの日はその成果によって3~4匹ずつドジョウか銀ブナを家に持って帰ったものでした。 4年生の時のある日、偶然にも10cm、いやもっと大きく15cmほどあったか、鯉がザルの中へ入ってきて捕まえることが出来ました。大将に“頼んで、頼んで”その鯉を1匹だけ貰い、家へ意気揚々と帰りました。 母に赤ちゃんが産まれたけれど、「お乳が出ない」と時々聞いていたので、「この鯉を母ちゃんにあげる」と言うたら、母はその日の夕飯に泣きながら魚を食べていました。それを知らない振りしながら、チラッチラッと見て「ヨカッタナ」と思って嬉しかった事を憶えています。 別院が僕達の四六時中の遊び場で、沢山の子供でワイワイ騒いで、「本堂のお参りの説教の最中だけでも静かにしろ」と御堂番に時々叱られたものでした。八間座敷から中庭へ裸足で降りて、また座敷へ入ってひどく怒られて、いつも行儀が悪くて、祖父が詰番に呼ばれて注意されたようでした。 これからそのお寺につみ滅ぼしをしなければなりません。 |
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